FREEBE
制作実績一覧

こども用手洗いカウンターtetote

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ブランドアイデンティティ構築

2024

ネーミングからロゴ・Web・カタログまで、ブランドを設計したプロジェクト。
私たちFREEBEが自社ブランドの立ち上げに全工程で携わった記録。

BrandingNamingLogoWebGraphic
ブランドアイデンティティ構築

子どもたちの手洗い習慣のために

「手洗いを嫌がる子が多い」「補助が大変」「踏み台が危ない」。保育・教育の現場では、以前からこうした声が聞かれていました。市場にある手洗いカウンターの多くは、大人用をそのまま小さくしたものにとどまり、こどもの体格・動き・習慣に踏み込んで設計されたプロダクトは、まだ限られていました。

私たちはこの課題に、自社プロダクトブランドとして向き合うことを決めました。クライアントワークとして受けるのではなく、企画・設計・販売まで自分たちで担う、完全自社ブランドとしての「tetote」です。

ブランドのすべてをゼロから設計する

プロジェクトの起点に置いたのは、ネーミングでした。このブランドが体現すべき価値を言語化する。それがすべての土台になると考えたからです。

行き着いたのは、「手と手」というイメージです。こどもたちは成長の過程で、親と、友だちと、自然と、常に「手」を通じてふれあいながら世界を知っていきます。その大切な手を衛生的に守りたいという思い。手洗いというごく小さな動作の中に、子どもの成長とつながりの本質があります。そのコンセプトを音にしたのが「tetote」でした。

ロゴは丸みを帯びたフォルムで、柔らかさと安心感を表現しました。ブランドカラーはシンプルに絞りながら、プロダクトのカラーパレットは施設の雰囲気に合わせてカスタマイズできるよう複数展開しています。

生産は協力企業と連携しながら、仕様策定から品質管理まで私たちが主導する体制を整えました。

EGAK(えがく)シリーズでは、かわいらしいアイコンを本体に採用しています。「えがく」という名前には、こどもたちが自分の世界を自由に描いていく姿への期待を込めました。楽しいデザインが「あのカウンターで手を洗いたい」という気持ちを自然に引き出す。機能とブランドを一体にした設計です。

Webサイト(tetote-kids.com)は製品情報の発信にとどまらず、保育現場へのブランド共感を生む場として設計しました。5つの製品ライン(TUNG / NIGL / EGAK / HANS / JBJB)はそれぞれ対応人数・設置環境が異なり、CADデータ・デジタルカタログのダウンロード対応で設計事務所・施工会社への営業ツールとしても機能するよう組み立てました。

「声かけしなくても、自分から手を洗いに行く」

ブランドが市場に出ると、保育現場から手応えのある声が届くようになりました。

「以前は手洗いを嫌がる子が多かったのに、tetoteを導入してから声かけしなくても自分から向かうようになった」。複数の施設から共通して届く反応です。こども同士が自然に手洗いへ向かい、補助の手間が減って保育の流れがスムーズになった、という現場の変化も報告されています。

手洗いを「やらされるもの」から「やりたいもの」へ変える。それがtetoteの設計思想であり、私たちが目指した成果です。

このプロジェクトは私たちにとって、クライアントのブランドを外側から支援するのとは異なる経験になっています。自分たちが信じるブランディングの考え方を、自社で検証する場でもあります。ネーミングから始まり、プロダクトデザイン・ロゴ・VI・Web・カタログまで一気通貫で手がけていることで、「ブランドの本質から、クリエイティブを設計する」という私たちの仕事の姿勢が、そのまま形になっています。

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